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こんにちは。
2度の抗がん剤治療経験のあるsoraといいます。
抗がん剤治療の副作用で脱毛するとき、髪と頭皮はどうお手入れをしていけばいいのか不安になりますよね。
髪の毛が抜けていく現実と向き合い、さらに脱毛した毛の始末もしないといけなくて…
何かと神経質になりがちな脱毛期間中をできるだけゆるっと過ごせるように、髪と頭皮のゆるお手入れポイントをこの記事にまとめています。
ぜひ参考にしてみてください。
脱毛前のゆるお手入れポイント|短くカットする
脱毛前のゆるお手入れポイントは、髪の毛を短くカットすることです。
抗がん剤治療をすることが決まり、その副作用に脱毛の症状があることが分かっている場合は、抗がん剤治療がスタートする前に美容室へ行って、髪の毛を短くカットしてもらいましょう。
では、髪の毛をどのくらい短くすればいいのか?
筆者の経験からすると、目安としてはベリーショートがおすすめです。
ですが、絶対にベリーショートにしないといけないということはありませんので安心してください。
ベリーまでいかないショートヘアにするだけでもその後のお手入れは楽になりますよ。
また、短くするならバリカンで剃った方がいいのでは?という意見もありますが、バリカンで剃ると頭皮を傷つけてしまう可能性もありますし、いざ脱毛期間に入ったら、かなり短い毛がパラパラと抜けることになるので、余計にチクチクしたりと毛の後始末に苦労することが想定されるかな、と思います。
もう一つ大事なポイントなのですが、髪の毛を短くカットするときは、抗がん剤治療がスタートする前にカットしてもらいましょう。
脱毛が始まるタイミングは最初の抗がん剤治療から1~2週間後のことが多いようですが、いざ抗がん剤治療が始まると体調が変わりやすく、頭皮のコンディションもかなりデリケートになっていくので、治療前に髪の毛をカットしておく方が安心です。
ゆるお手入れポイント|三種の神器を使う
抗がん剤治療スタートから1~2週間後、脱毛期間に入ると、徐々に髪の毛が抜けていきます。
抜け毛の量を目の当たりにして気分が沈んだり、抜け毛がチクチクして神経質になりがちな時期ですが、この時期をできるだけゆるっと乗り切るための三種の神器を紹介します。
この3つのアイテムを用意しておくと、抜け毛の始末が格段に楽になるのでおすすめです。
脱毛時用ヘアキャップ
1つ目のアイテムは、脱毛時用のヘアキャップ(使い捨てタイプ)です。
脱毛が始まったら、家の中ではヘアキャップを被って過ごすことで、ヘアキャップが抜けた髪の毛をキャッチしてくれるので、抜け毛の後始末の負担を軽減することができます。
使い捨てタイプなので、ヘアキャップ内にある程度抜け毛が溜まったら、そのままゴミとして捨てることができます。
ただ、脱毛MAX期では、抜け毛がこのヘアキャップすら突き抜けて落ちてきたりするので、そこは予めそういうものだと割り切っておくと良いかもしれません。
粘着ローラー
2つ目のアイテムは、粘着ローラーです。
脱毛期間中は、服、タオル、寝具などにどうしても抜け毛が落ちます。
なので、粘着ローラーを使って簡単に対処しましょう。
ちなみに私は、起床時にベッド周りを粘着ローラーでコロコロ、椅子に座ったら背もたれをコロコロ、脱衣したら服をコロコロ、お風呂に入ったらタオルをコロコロ…といった具合に頻繁にコロコロしていました。
脱毛期間中は粘着ローラーを使う頻度が高くなるので、寝室や脱衣所にそれぞれ粘着ローラーを用意したり、替えの粘着テープも用意しておくと便利です。
フロア用ワイパー
3つ目のアイテムは、フロア用ワイパーです。
床に落ちた抜け毛は、フロア用ワイパーで一網打尽に絡め取ってしまうと楽です。
ワイパーに挟むシートは髪の毛をキャッチできるドライシートタイプを選びましょう。
フローリング、畳、脱衣所もこのフロア用ワイパーがあればサッとスマートに対処することができます。
ゆるお手入れポイント|お風呂編
続いてはお風呂でのゆるお手入れポイントを紹介します。
お風呂でのゆるポイントは4つ。
一つずつみていきます。
排水溝シートを使う
お風呂でのゆるお手入れポイント1つ目は、お風呂では排水溝シートを使って、抜け毛をまとめてキャッチして捨てよう、です。
私の経験からすると、日常生活の中で最も抜け毛が発生するのがお風呂で洗髪をしたときです。
シャワーの水圧のせいなのか、お風呂では一気に抜けやすいです。
そのため、排水溝に抜け毛が詰まらないように対策する必要があります。
排水溝シートを貼るだけで、排水溝にシートを貼るだけで抜け毛をまとめてキャッチしてくれます。
剥がすときは、要らないビニール袋に手を入れた状態で排水溝シートを剥がし、そのまま排水溝シートと抜け毛を掴んだままビニール袋を裏返せば、手を汚さずにまとめて捨てることができて楽ですよ。
無理にシャンプーしなくてOK
お風呂でのゆるお手入れポイント2つ目は、無理にシャンプーはしなくてもOKということです。
抗がん剤治療が始まると、身体と同じように頭皮も影響を受けるので、頭皮が痛くなったり、湿疹ができたりと、とてもデリケートな状態になっています。
ゴシゴシと頭を洗おうとすると頭皮が痛くなったりもします。
なので、抗がん剤治療が始まったらわざわざシャンプーを付けて頭皮を一生懸命洗う必要はありません。
洗うとしたら、桶にお湯を張って湯シャンする、もしくはシャワーでやさしく流す、といったやり方でも充分に髪の毛の汚れは落とすことができます。
脱毛が始まると、髪の毛が抜け落ちた毛穴が開くためか、頭皮の匂いが気になることもありますが、匂いは徐々に落ち着いていくので、頭皮が痛いのを我慢してまでシャンプーはしなくても大丈夫です。
無理にドライヤーしなくてOK
お風呂でのゆるお手入れポイント3つ目は、無理にドライヤーしなくてOKなので、速乾性タオルを使って頭皮と髪の毛を乾かそう、です。
脱毛期間中は、普段のようにドライヤーをしなくても良いです。
脱毛期間中は頭皮がとてもデリケートな状態になっていて、かつ髪の毛の量が減っていく時期なので、普段通りのドライヤーによる熱風は頭皮へ負担をかけることになってしまいます。
また、ドライヤーをすることで抜け毛が周辺に飛んで行くので、その後片付けも大変になってしまいます。
脱毛前に毛を短くカットしていれば、自然乾燥でも結構早く乾くので、ドライヤーをやめると結構楽ですよ。(ただし冬場はそのままだと風邪を引いてしまうこともあるのでそこは臨機応変に。)
ただ、風を引かないように髪の毛と頭皮の水分をしっかりと取ってあげることは大切です。
頭を拭くときには速乾性機能のあるタオルがおすすめです。
頭を拭くときはやさしく上から押さえるように拭いてあげると刺激が少なくいので良いですよ。
タオルを頭と身体で分ける
お風呂でのゆるお手入れポイント4つ目は、タオルを頭を拭く用のタオルと身体を拭く用のタオルで分けよう、です。
普段は頭を拭くタオルと身体を拭くタオルはまとめて1枚かもしれませんが、脱毛期間中は頭と身体でタオルを別々に用意しておくと良いです。
1枚のタオルで拭こうとすると、抜け毛が身体のどこやかしこにどんどん付いていってしまい、しかも濡れた状態だから抜け毛は取りにくい…といった具合になるので、気分が萎えかねません。
参考までに、私のおすすめの拭くやり方は次の通りです。
- 先に身体を拭く
- 身体を拭いたタオルをケープのように首から巻く
- 別のタオルで頭を拭く
こうすることでどうにか抜け毛との闘いを最小限に抑えていました。
ゆるお手入れポイントまとめ|猫になった気分で過ごす
できるだけゆるっと脱毛期間を過ごすポイントを紹介してきました。
あとは心構えとして、猫になった気分で過ごそうぐらいのモチベでいることが大切かなと思います。
抜け毛がチクチク当たるだけでイライラしたり沈んだりすることもありますが、猫になった気分でいれば、床に髪の毛が落ちてて当たり前、どこやかしこに髪の毛がくっついてても当たり前、と気持ちを楽に持てるので、それぐらいのモチベていた方が、脱毛期間中のストレスが少なくて済むと思います(^^)