時々、息ができなくなるほど、胸が詰まることがあります
時々、胸がいっぱいになって、立ちつくしてしまいます
がんの治療の影響で、生理が戻らなくなった30代前半。
周りの人達が結婚して出産してしていく光景が、あまりにも眩しく見えました。
自分の人生の中には訪れない光景ばかりが、対比的に目の前を流れていきました。
それでも僅かな希望を抱いていました。
30代後半、2度目のがん罹患により、握りしめていた私の尊い希望は消えていきました。
残ったものは、人生における絶望でした。
皮肉で、残酷な現実。
他人の幸せそうな光景が、私の奥深くに突き刺さってきます。
もっと待ってほしかった。
もっと身体に響かない選択をしたかった。
それでも全ては自分が生きるためでした。
時々、息ができなくなるほど、胸が詰まることがあります
時々、胸がいっぱいになって、立ちつくしてしまいます
私は自分の子を抱きしめたかった…