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手術の朝
2024/09/05
手術当日の朝、起きるとなんだか胃が痛い…。
手術のことを考えちゃって胃にきてしまったみたいです。
夜中も数時間おきに目が覚めてました。
手術後は長時間寝てないといけないので、熟睡できてなくてもまぁいいのだけれど。
手術は午後からだったので、午前中は病室で過ごしました。
ドクターが病室に来て、昨日マーキングした箇所のチェックがありました。
しこりのある場所を押さえられたりもしたので、安静にしていた部分の痛みがぶり返して痛かった。。
あとは、病室でストレッチをしたり、本を読んだり、動画を見たりして、気を紛らわしながら過ごしました。
昨晩から絶食なので、昼が近くなるとさすがにお腹が空いてきました。
いよいよ手術
手術の時間が近づいてきたので、手術着に着替えて、弾性ストッキングを履いて、紙パンツに履き替えて、手術帽子を付けます。
その後、腕に点滴を付けられ、その点滴棒を持って、看護師さんと一緒に歩いて手術室へ向かいました。
手術室まで行くと、手術を担当する看護師さんが挨拶してくれて、手術台まで付き添ってくれました。
手術台まで歩くとき、私の背中にずっと手を当ててくれていて、それが本当にありがたかったです(涙)。
手術台へ上がり、仰向けになりました。
手術しない側の腕に血圧計が付けられ、酸素マスクも付けられました。
その間、看護士さんが私の手をそっと握っていてくれました。
なんていう思いやりなの(涙)心細さと不安が和らいて、本当にありがたかったです。
そうこうしていると、身体がだんだんとダル重くなっていき、喉が苦しくなって咳が出ました。(咳が出るのは手術に使用する薬剤による副作用なんだそうです)
ここでやっと、「眠くなりますよ~」と声をかけられました。
けど、なかなか眠れなくて(汗)
麻酔が入ったら、「3・2・1・パタッ」と意識を失うだろうっていう勝手なイメージがあるんだけど、実際の体感では15秒ぐらい時間がかかったように思いました。
完全に麻酔が効く前に手術されるのが怖いので(絶対そんなことない。)まだ意識があることを看護師さん達にアピールするために、だんだん重くなる瞼を必死に開けようと抵抗していました。
そこから記憶がなくなりー
麻酔から覚醒する
暗い場所でー
イナズマのようなシルバー色の電流が、物凄く速いスピードと激しい強さで、
手術した側の【鎖骨~腕~指先】の間を行ったり来たり、繰り返し流れていて・・・
何度も、何度も・・・バンキュッキュ、バンキュッキュと、とてつもない速さで一定のリズムを刻みながら…
腕が激しくバッタンバッタンと動いているのではないかと思うほどの衝撃が私の腕を走っていました。
その衝撃で意識が戻ってきました。
なんだこれは…?何かおかしい…!
何かおかしいことが起こってる…! これをどうにか伝えなくてはと思い、声を出そうとしたけど声が出ない、目を開けようとしたけど瞼がなっかなか開かない・・・
思うように云うことをきかない自分の身体と格闘していると、
名前を呼ばれ、「喉に管が入っているから声は出ませんよ」と言われました。
なんだそうなのか。
まだ麻酔が効いている身体との格闘の末、やっと瞼を持ち上げて視界が開いた瞬間、
さっきまでイナズマのように私の鎖骨~指先までを駆け巡っていた電流のようなものがパタッと消えました。
さっきまでのは何だったの??と思っているうちに、
「これから喉の管を抜きますね」と言われ、喉からズゴゴゴゴゴゴゴーと管が抜かれました。
どうせなら管が抜けた後に目を覚ましたかった、、、そんな感覚。
というわけで、今回も手術台の上で目が覚めました。
以前の手術でも手術台の上で目が覚めて、看護師さんに「早いな!」と言われたんですよねぇ。
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回復室へ
目覚めたあと、手術室から回復室へ運ばれました。
手術当日から翌朝までは、ベッド上に寝たままの状態で回復室で過ごします。
回復室に運ばれたのが夕方5時前くらいでした。
私は完全に、覚醒していました。
気持ち悪さや吐き気が一切なく、眠気もありませんでした。これにはびっくり。
以前の手術後は若干の気持ち悪さはあったんだけどなぁ・・・麻酔科ドクターの神技術のおかげなのかな?
身体にはいろんな管や線が繋がっていました。(点滴、尿のカテーテル、胸部のドレーン、心電図、酸素飽和度を図る装置、酸素マスク、血栓予防の脚マッサージ機など)
中でも私は尿のカテーテルが一番苦手な感覚でした・・・。
手術したところの痛みは結構ありました。
点滴で痛み止めを入れているので、徐々に効いてくるとのことでした。
手術した箇所を動かすのは怖かったけど、指先から少しずつ動かしてみました。
うん、指先は動く。
肘から下も動く。
けど、肩から二の腕の辺りは、全く力が入らず、動かせない。
どうにもこうにも力が入らない。
皮膚感覚はあるので、麻痺している訳ではないのは分かるんだけど、どうにもこうにも動かせない。
ドクターが様子を見に来てくれたので、腕に力が入らないことを伝えましたが、手術で脇の神経を触っているので、二の腕のあたりは動かしにくくなるみたいです。
ほどなくして、親と面会できたので、顔を合わせて少し話しました。
回復室に入って数時間が経ってから、酸素マスクが外されました。
それから、「水が飲めますよ」とのことで、ストロー付きのコップで水を飲ませてもらいました。
「夜中に眠くする薬はいりますか?」と聞かれたけど、これまでに眠剤を服用した経験がなかったのと、自力で眠れるだろうと思い、薬はもらいませんでした。